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ドラフト4位の学法石川・大栄 東北楽天と契約合意「結果でいわきに恩返しを」

 プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト4位で指名された、いわき市出身の学法石川高・大栄利哉捕手(18)が15日、福島県内で入団交渉を行い、契約金3500万円、年俸550万円(金額はいずれも推定)で契約合意した。
 契約合意を受けて「プロ野球選手になることが夢だった。身が引き締まる思い。一日も早くプロの生活に慣れ、皆さんの期待に貢献できるようなプレーをしたい」と目を輝かせた。
 大栄は永崎小4年の時、兄・陽斗さん(24)=トヨタ自動車=の影響で野球を始め、小名浜少年野球教室に所属。石川義塾中、学法石川高に進学し、高校では1年秋からベンチ入りし、4番捕手として活躍した。昨春の選抜高校野球大会(センバツ)に出場し、今年9月にはU―18(18歳以下)ワールドカップのメンバーに選ばれ、日本代表の一員として準優勝に輝いている。
 担当の近藤弘樹スカウトは「けが無く過ごし、ファンに愛される選手になってほしい」と激励した。大栄は「野球だけでなく、人間性も磨いていきたい」と応え、トレードマークの笑顔でプレーにまい進すると誓った。
 東北楽天は指名にあたり、「セカンドスロー1・8秒を切る驚異的な強肩と、思い切りの良い打撃が光る打撃型捕手」と評価。本人も打てる捕手を目指しており、目標の選手にオリックス・バファローズの森友哉(30)を挙げる。
 また同じドラフトで東北楽天から2位指名された伊藤樹投手(22)=早稲田大=は、陽斗さんの仙台育英高の2個下の後輩。昔から親交があるといい、ともに活躍することを夢見る。「タツキくんと呼ぶ仲で、一緒の球団でプレーできるのは本当にうれしい」。バッテリーを組む日も近いかもしれない。
 ふるさとからのエールは力になる。「いわき市出身ということで、高校でも地元の方に応援していただいたことは身に染みた。いわきの皆さんへの恩返しの意味も込め、一日一日しっかりとレベルアップして、結果を残していきたい」と胸を張った。
 (写真:笑顔でボールとマスコットを手にする大栄)

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