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いわき市議会12月定例会 一般質問3日目答弁から おやこ防災キャンプ拡充等
市議会は10日、一般質問が続いた。紙面から3日目の主な市の答弁を紹介する。
<(家庭での防災意識向上などが狙いの)おやこ防災キャンプを他地域に広げる考えは>
小川危機管理部長 おやこ防災キャンプについては地域共助力の向上を図る観点から、昨年度より四倉、泉地区で地元自主防災会を運営主体として、モデル的に実施している。
その結果、自主防災組織の活性化や登録防災士との連携強化など、地域防災力の向上が図られている。こうしたことから、今後はこの取り組みを他地域に展開していく。
<部活動の地域展開における指導者確保の所見を>
赤津教育部長 組織体制の構築に向け、受け皿となる地域クラブ等の認定要件を定めたガイドラインの作成を進めており、指導者の確保については本年度から「教職員人材バンク」を立ち上げ、まずは小・中の教職員から指導者を募っている。
今後は市職員をはじめ、保護者や地域住民などにも対象を拡大することを検討しており、市PTA連絡協議会や関係団体との連携を密にしていく。
<不登校児童・生徒の状況は>
服部教育長 本市における児童・生徒の100人当たりの不登校割合は、昨年度は小学校1・35%、中学校5・45%に。直近で見ると、中学校は横ばいで実数で見るとむしろ下がっているが、小学校は大幅に増加しており、この点に関して留意していきたい。
<障がいに応じた日常生活用具給付事業のうち、排せつ管理支援用具ストーマ給付費を巡り、他市との比較と引き上げについて>
佐々木保健福祉部長 本市の給付額は県内中核市などと比較し、月額上限で尿路系が339円、消化器系が258円、それぞれ低く設定されている。今後は給付費の引き上げの妥当性を判断しつつ、検討していきたい。
(資料写真:いわき市議会)