ニュース
いわき市議会12月定例会が閉会 2011年以来の未明決着 追加提案巡る議論で
市議会12月定例会は19日、議案41件を原案通り可決・同意したほか、10月定例会から継続審査となった決算に関する21件を可決・認定し、閉会した。
12月定例会は18日が最終日だったが、議事の都合で同日午後11時半すぎに会期を1日間延長すると決定。2011(平成23)年7月臨時会以来、市議会では14年ぶりに日付をまたいでの延会となり、19日午前1時50分に終了した。延会となった背景には、追加提案について常任委員会で活発な議論を繰り広げた点が挙げられる。
市は12月定例会初日の4日に、田人町の宿泊施設「田人おふくろの宿」の廃止や、今年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災を踏まえ、火の取り扱いの変更を取りまとめるなどした議案24件を提出した。
さらに18日、物価高を巡る国の総合経済対策を活用し、水道料金基本料金のうち、来年2~5月請求分についての免除することに加え、児童手当への市独自の上乗せ、県人事委員会勧告に基づく市職員らの給与改定といった議案15件を追加提案した。
18日から19日にかけての本会議では、追加提案に対する質疑と各常任委員会への付託に続き、それぞれの議案と継続審査に対する委員長報告、討論が行われて採決に至った。また19日に入って人事2件、意見書案4件が出されて採決した。
次回の定例会は来年2月19日に開会予定。
(写真:採決で起立する議員。議場に掲げられた時計は午前1時20分を過ぎている)