茨城県常陸太田市に「常陸窯」を構える陶芸家の武藤雄岳・比呂子さん夫妻の二人展が16日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれている。同ギャラリーで恒例となっている作品展で、雄岳さん(70)は薪窯のダイナミックな焼締陶を、比呂子さん(72)は繊細な象嵌(ぞうがん)彩色細工陶をメーンに出品。作風は違えども互いに響き合う2人の世界観が味わえる。
雄岳さんは日本古来の伝統技法が残る伊賀焼の里・三重県で修業し、25歳の時に昔ながらの半地下穴窯を築窯した。
薪を使って高温焼成する焼締めの花器や茶器、皿のほか、古稀を迎えた「区切り」の気持ちを、器の表面の無数の「点」で表現した多点文様の器を制作した。近年制作している、表面に陶土を塗った手触り感のある絵画も新作10点発表した。
かつて益子焼で修業した経験のある比呂子さんは、象嵌・彩泥・彫り・引っかきなどの技法を使った繊細で優しい風合いの一輪挿しやひな人形、針刺しなどを出品。昨年、故郷の北海道を旅した際に出合った、さびた鉄の表情や野の花に着想を得た新しい作品も充実している。
開廊時間は午前11時~午後6時。休廊日は水曜。
(写真:タイプの違うふたりの作品が楽しめる作陶展)
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泉ケ丘・ギャラリーいわき 陶芸家の武藤雄岳・比呂子さん夫妻二人展 16日まで






