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いわき市医療センター 新年度「総合診療科」設置へ 体制強化図る方針
市医療センターは新年度から、総合診療科を設け、長引く微熱や不調等の症状を抱えるなど、かかりつけ医から紹介された診療科の特定が困難患者に対応する。
当面は月2回程度の不定期で、非常勤医師1人による外来診療を予定しており、従来対応していた内科医とともに、需要の増加が見込まれる高齢者救急や、複合疾患に対しての診療体制強化を図っていく。
総合診療医には特定の臓器や疾患を限定せず、幅広い視野で患者やその家族、生活背景など全体を診る能力が求められている。新谷史明・市病院事業管理者が2日、市議会2月定例会の席上、馬上卓也議員(真政会)の一般質問に対して示した。
総合診療科の設置によって、院内の他科と一体となって診察できるほか、地域の医療機関や介護分野との連携による在宅医療の充実をはじめ、包括的な環境を築いていけると呼びかける。さらに医療資源の乏しい中山間地に向けても、総合診療医が大きな役割を担うと考えていると重ねた。
同センターでは本年度から、医学部学生が卒後臨床研修先を決める「マッチング」にあたり、総合診療重点プログラムを設置しており、地域全体で総合診療医の育成も展開している。同プログラムは初年度から2人の定員を充足し、新年度から入職する見込み。
(資料写真:いわき市医療センター)