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いわき市 来年度は小さい規模の「共助型交通」展開 無料バスの運行も継続へ
いわき市では来年度、公共交通が不便な地域を対象に、住民主体の助け合いによる輸送や、相乗りでのタクシー移動などを支援する。「地域共助型交通(小さい交通)」と呼ばれる取り組みで、自治会単位等の小さな規模を対象に、公募を基に4地区で実証モデル事業を展開する。
市による公共交通空白地域解消の一環で、ボランティアドライバーが最寄りのバス停まで送ったり、地域であらかじめ日時を決めてタクシーの予約を束ねたりすることで、高齢者をはじめとする移動手段の確保につなげていく。
行政や交通事業者の関係者で構成する「いわき都市圏総合都市交通推進協議会」が25日、市文化センターで開かれ、地域交通のあり方について、来年度に向けての方針が示された。
地域共助型交通(小さい交通)にあたっては、交通を巡る課題意識を持つ地区に対し、計画立案や実証に向けた動きを伴走支援する。
また中心市街地と中山間地の両方の側面を有する内郷・好間地区で産学官民連携で移動手段を構築するほか、本年度は小名浜・常磐地区で行った域内交通の拡大なども進める。
来年度は路線バスの無料デーも継続を予定。本年度は2回実施したところ、いずれも好評で、10月19日は前週より約1・6倍、今月18日は前週より少なくとも約1・3倍の利用があった。市ではこうした流れを、日常的な路線バスの乗車につなげていきたい考えだ。
来年度の初回は6月7日、小名浜のアクアマリンパークで開催する「いわき大まつり」に合わせて運行を検討している。
さらに5月19日のプロ野球・ヤクルト対巨人の試合では、いわき駅と、会場のヨークいわきスタジアムに近接する草木台一丁目の間で往路に7本の無料バスも計画している。なお試合終了後の復路に関しては、別にシャトルバスを運行する。
(写真:本年度の振り返りと来年度の事業をテーマにした協議会)