元教員で、二紀会福島支部会員の大内馥子さん(81)=金山町汐見台=の絵画展が30日まで、錦町落合の呉羽総合病院の1階ギャラリーで開かれている。
鬼芥子(オリエンタルポピー)やじゃんがら念仏踊りを題材にした作品が大内さんの代名詞で、二紀展では14度も入選。目前の美しさや迫力をただ具象していくのではなく、鎮魂や感謝の念、人生のはかなさなど、複雑な心境を豊かに表現しており、来院者や職員たちの目をひいている。
1944(昭和19)年に平で生まれた大内さん。茨城大教育学部を卒業した67年、県総合美術展覧会の洋画の部に出品したF100号の油彩画「マンドリンをもてる少女」が入選した。
いわき市の公立小、中学校の教員として教べんを振るい、80年からは茨城キリスト教学園の中学校美術講師の傍ら、創作活動にも力を込め、市美展、県展などに新作を出し続けてきた。
93(平成5)年からは二紀展にも出品するなど、活動の幅を広げている。一方、地元の美術サークル「3B会」会員としても精力的に活動しており、同病院では2年ぶり2度目となる絵画展では、これまで描き続けた新旧作のなかから、9点を並べた。
大内さんは「これからも自問自答しながら、悔いのない制作を続けていきたい」としている。観覧無料。受診以外の人も、病院の職員に声を掛ければ見ることができる。
(写真:大内さんの作品が並ぶ病院のギャラリー)
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金山町の大内さんによる絵画展 30日まで・呉羽総合病院 心情豊かな9点





