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給食の赤飯廃棄巡りいわき市 服部前教育長の材料費など負担を「不適切」
いわき市の中学校給食で赤飯が廃棄された問題を巡り、前教育長の服部樹理氏が材料費などを私的に支払った件について、市顧問弁護士は「個人が事業者に直接支払いをすることは不適切である」との見解を示した。市教委が15日に明らかにした。
市教委では適切な会計処理に是正すべく、関係者との協議を行っているという。
赤飯は3月11日、市内5カ所の中学校で卒業祝いとして提供を予定していたが、保護者から東日本大震災の発生から15年の日と重なった点を指摘する連絡があり、服部氏ら市教委幹部が協議して取りやめを決定。調理済みの約2100食の赤飯は廃棄され、生徒たちには非常用の缶詰パンなどを配った。
服部氏による私的負担に関して、8日に内田市長に報告が上がった。このため会計処理上の問題が生じる可能性を示し、改めて市教委から市の顧問弁護士に相談していた。
内田市長は「服部前教育長の弁済したいという思いは重々理解はいたしますが、まずは、適切な会計処理を教育委員会で進めてほしいと考えています」とコメントしている。
また市教委では重ねて「3月11日に急きょ献立を変更し、提供予定であった赤飯を廃棄した件について、生徒の皆さま、保護者の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに対し、改めておわび申し上げます」としている。
服部氏は3月末をもって、市教育長を退任し、文部科学省初等中等教育局視学官に転じた。
(資料写真:いわき市教委が入る市役所東分庁舎)