勿来町関田の「市勿来関文学歴史館」を巡り、市は今後のあり方の参考とするため、勿来地区の住民を対象に市民アンケートを行った。
その結果、若年層の約6割が存続を求めている一方、高年層の約5割が廃止等の考えだったことが分かった。市では勿来地区の活性化を狙いに、2024(令和6)年度から2カ年にわたって、官民の関係者による「勿来地区“民・官”協働勉強会」を開催し、同館については「『施設の存続』と『早期リニューアル』が必要である」との方向性を共有した。
今後は地域の意向を基にしながら、さらに同館のあり方を検討していく。
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アンケート調査は6月16日から7月3日の期間に、無作為に抽出した16歳以上の勿来地区市民を対象とした。1600通を送付し、335件(郵送190件・電子145件)の回答があった。回答率は20・9%。
調査項目のうち、利用頻度に関しては、回答者の8割が「ほとんど利用しない」「利用したことがない」だった。
勿来関の文化・歴史の継承のため行政が行うもの(複数選択可)に対しては、「学校授業での講義」が188人と最多。「関連イベントの実施」「勿来関文学歴史館での展示、各種講座の開催」と続き、行政による関与の重要性が改めて示された。
今後のあり方についての問いにあたっては、「現状維持・継続」など継続が49%、「廃止」「近隣施設への集約化」「民間移譲」といった廃止等が47%と拮抗した。
主な意見の中で、継続・リニューアルを求める側としては「勿来関ならではの文学・歴史という固有の価値を守りつつ、イベントや見せ方の刷新で幅広い世代を集める施設にしてほしい」「和歌の展示や企画展だけではなく、体験要素を取り組んだイベントなどを盛り込んだ施設を目指す」「現在の展示主旨プラス新しい企画を学校や町ぐるみで協力して考えていく」といった意見が寄せられた。
廃止・集約化側としては、「別の福祉施設に『力』を入れてほしい」「ロケーションは素晴らしいので、民間移譲してレストランやカフェ等にするのも良いのでは」「観光資源として施設単体で考えるなら廃止が妥当だと思うが、歴史や文化の記録を後世に残すというなら、考古資料館あたりに集約して良いのでは?」と書かれた。さらに「本当に税金の無駄」と厳しい声もあった。
(写真:市勿来関文学歴史館)
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若年層の約6割は存続求める いわき市 地区住民に勿来関文学歴史館巡るアンケート





