＜号外＞いわきＦＣ Ｊ２昇格・Ｊ３優勝決まる！

　明治安田生命Ｊ３リーグの第３２節として、首位を独走するいわきＦＣは６日、ホームの双葉郡広野町・Ｊヴィレッジスタジアムで、４位の鹿児島ユナイテッドＦＣ（鹿児島）と対戦し、３―０で勝利を収め、同日の他会場の結果によって、Ｊ２昇格とＪ３優勝が同時に決まった。
　昇格・優勝がかかった大一番は、応援の「声出し」も解禁された中で圧勝だった。試合は前半１５分、ＦＷ有田稜（２３）が先制点を挙げると、後半１７分にＭＦ山口大輝（２５）が、右サイドバックに入ったＤＦ江川慶城（２２）のクロスを頭で合わせて追加点。さらに後半２２分には、ＭＦ嵯峨理久（２４）のシュートが相手守備に当たり、ボールはゴール左隅に吸い込まれてダメ押しとなる３点目が入った。
　いわきＦＣは平成２４年６月に創設。同２７年１２月から現体制となり、県社会人サッカーリーグ、東北社会人サッカーリーグ、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）を経て、今季からＪ３に参入していた。クラブを運営するいわきスポーツクラブの大倉智代表取締役は「スポーツを通じて、いわき市を東北一の都市にする」の理念を掲げており、いわきＦＣは東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興を図り、さらなる発展を目指すいわき市に加え、双葉郡にも夢と希望を与えてきたが、新たな舞台でもその思いは変わらない。
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　＜初報から試合内容に加筆修正を加えました＞