サッカー・明治安田生命J2リーグ第4節として、いわきFCは12日、アウェーのユアテックスタジアム仙台(宮城県仙台市)に乗り込み、ベガルタ仙台(宮城)を1―0で下した。今季からJ2に昇格したいわきFCは、開幕4試合目で待望の初勝利を果たした。通算成績は1勝1分け2敗。
試合は、11日で東日本大震災から12年の節目を迎えたのに合わせ、「復興応援試合」と銘打ち開催され、被災地を背負うクラブ同士の一戦となった。
いわきはキックオフから積極的な攻撃を展開し、両サイドをうまく使うプレーを繰り広げた。前半20分、MF山下優人(26)の左コーナーキックを起点に、相手DFにはじかれたボールを、MF嵯峨理久(24)が拾い、パスを受けたファーサイドのDF江川慶城(22)が頭で合わせ、先制点を挙げた。
後半に入っても、いわき〝らしさ〟が続き、結局この1点が決勝点となった。試合後、江川は「嵯峨選手にうまくこぼれてきて、そこからオフサイドにならないよう、しっかりポジショニングが取れた」と振り返り、「サポーターの皆さんと、喜びを分かち合えてうれしかった」と満面の笑みで語った。
次戦の第5節は19日、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、徳島ヴォルティス(徳島)を迎える。キックオフは午後2時。
いわきFC