サッカー・いわきFCは8日、明治安田生命J2リーグの第8節で、3位の大分トリニータ(大分)を、ホームのいわきグリーンフィールドに迎え撃つ。キックオフは午後2時。
開幕3連勝を飾り、前節では1年でのJ1復帰を狙う古豪ジュビロ磐田(静岡)を2―1で破るなど、7試合を終えて5勝1分2敗と好調を維持している大分に対し、いわきは前節、ファジアーノ岡山(岡山)相手にアウェーで先制するも、終盤追い付かれてドロー決着だった。
今季の大分は引き続き、下平隆宏監督(51)が続投。昨季14年ぶりに大分に復帰し、今季から主将を務める元日本代表のMF梅崎司(36)を精神的支柱に、フィジカルを武器にしたボール奪取や、前線でのパワープレーを得意とするDFペレイラ(26)、在籍10年目のベテランとして、最前線で攻守をけん引するFW伊佐耕平(31)らが残留したが、1年でのJ1昇格を逃したことが影響し、主力を含む14人がチームを去った。
ただ高い推進力で、右サイドの攻撃の要となるユース出身のMF茂平(29)ら9人が新たに加わり、若手を中心に心機一転を図ると、優勝候補の最右翼と前評判の高かった清水エスパルス(静岡)と互角に戦ったばかりか、磐田や、好調2位の東京ヴェルディ(東京)を撃破した。
いわきは2勝2分3敗と負け越し、得失点差もマイナス1の15位と低迷が続いている。アウェーの前節は、中盤底で攻守に奮闘するMF宮本英治(24)が気を吐き先制点を決めたが、1点を守り切れなかった。今節は攻守ともにさらなる奮起に期待したい。
2試合勝ち星から遠のいており、8、12、16日と第10節まで、短いインターバルで試合が続くだけに、ホームで勝利して勢いをつけたいところだ。
いわきFC