サッカーJ2・いわきFCを運営する「いわきスポーツクラブ」は9日、3日のアウェー・ヴァンフォーレ甲府戦で、現地で観戦する一部のサポーターが不適切な言動をした件について、本人に対して厳重注意処分を行い、再発防止に向けて反省を促したと発表した。
試合は後半27分、甲府のDF三浦颯太が、いわきのDF速水修平と競り合った後にピッチに倒れ込み、プレーを中断して救命処置が取られた。その際にいわきのサポーターから不適切な言動があり、甲府FW三平和司らが激怒し、関係者に制止される場面があった。
同クラブによると、サポーター本人からの聞き取りや映像の確認、Jリーグとの情報共有を経て、リーグの定める禁止行為には該当しないと判断したが、当時の状況を踏まえて、極めて不適切であったと結論付けた。
また中継映像によって、交流サイト(SNS)等で、関係のないサポーターの女性の画像が拡散しているとし、これ以上憶測で個人を特定したり、誹謗中傷するような発信をやめるよう求めている。すでに発信している内容の削除も要請した。
その上で今回の事態を重く受け止め、サポーターとコミュニケーションを図ることで再発防止を徹底するとともに、改めて甲府を含めたすべての関係者に陳謝した。
これに先立ち、同クラブの大倉智代表取締役は試合後の3日夜、謝罪文を公表している。
いわきFC