サッカー・J2いわきFCは8日、今シーズンの始動の日を迎えた。初日は常磐上湯長谷町のいわきFCパークでキックオフミーティングを実施し、平赤井の閼伽井嶽薬師常福寺で恒例の必勝祈願に臨んだ。
必勝祈願には運営会社・いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役、トップチームの田村雄三監督や新加入を含めた選手全員、スタッフら約60人が訪れ、2年目のJ2を戦い抜くことを誓った。
社殿では、上野宅正住職が護摩祈とうを行ったほか、今年のえと・辰や同寺の龍燈にまつわる伝承を踏まえ、「龍は運気上昇のご利益が強いと言われる。皆さんも天高く舞い上がる1年としてほしい」と呼びかけた。また旧磐城平藩・安藤家が出陣する際の作法にならい、栗の甘露煮の「勝栗(かちぐり)」を食べて士気を高め、田村監督が必勝と書かれたダルマに目入れをした。
大倉社長はシーズン始動にあたり、能登半島地震に対するお見舞いを示した上で、「選手たちには改めてサッカーに向き合うことで、もっとうまくなりたいという気持ちを持つよう伝えた。『魂の息吹くフットボール』『90分間止まらない、倒れないサッカー』を、昨年以上にJ2の舞台でできるよう準備していきたい」と語った。
初練習は9日午前9時半から、常磐上湯長谷町のいわきFCフィールドで。
いわきFC