明治安田J2リーグの第10節として、10位のいわきFCは13日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、首位の清水エスパルスを迎え、2-3で敗れた。昨季はアウェーで1-9、ホームで1-7の計16失点の大敗を喫した相手だったが、雪辱は11月の再戦に持ち越した。
いわきの通算成績は3勝4分け3敗の勝ち点13。暫定順位は前節と同じく、20チーム中10位。
試合はチケットが完売し、5038人が詰めかけた。序盤から清水が先行する形になる。前半7分、ペナルティーエリア内に進入され、クロスを上げられて先制点を許す。さらに9分には守備の裏を突かれて、追加点を決められた。
いわきも負けじと反撃。22分にMF大迫塁(19)が敵陣左から前線にボールを繰り出すと、FW谷村海那(26)につながり、FW西川潤(22)にパス。そのままワンタッチで左足を振りぬき、1点差に詰め寄った。
しかし後半23分、ゴール前でボールを奪われ、3点目を献上。35分に途中出場のMF山下優人(27)の右コーナーキックから、ファーの谷村がダイレクトに押し込んで再び1点差としたが、あと一歩及ばなかった。
田村雄三監督(41)は試合後、「スタジアムを満員にしていただいた中で、試合をすることができた。勝つことはできなかったが、最後まで戦えたことは皆さんのおかげ。もったいないミスで失点が重なったところはあるが、しっかり課題を整理して次に向かっていきたい」と語った。
次戦の第11節は21日、アウェーのレゾナックドーム大分(大分県大分市)で、11位の大分トリニータと対戦する。キックオフは午後2時。
リーグ戦の前には、JリーグYBCルヴァンカップ1次ラウンド2回戦が17日、ハワイアンズスタジアムいわきで行われ、J1アルビレックス新潟と戦う。キックオフは午後7時。
(写真:2点目を決めて喜び谷村=中央)
いわきFC