いわきFC
天皇杯3回戦 いわきFCは広島に0-4 好機つくるも突き放される
天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会の3回戦16試合が10日、各地で行われた。J2・8位のいわきFCはハワイアンズスタジアムいわきで、J1・7位のサンフレッチェ広島を迎え撃ったが、0-4で敗れた。
いわきは立ち上がりに好機をつかんだが決めきれず、一線のスタメンをそろえた広島に押され始める。細かいパスワークと守備陣の裏を狙う広島の攻撃に圧倒され、幾度も危機を迎えるも、守備陣が体を張って前半をゼロでしのぐ。
ただ後半も守勢は変わらず、長い縦パスでラインを上げて打開を図ろうとするが、ことごとくつぶされると、後半17分、ついに均衡を破られてコーナーキックから先制点を許す。
その後は立て続けに3失点し、シュートすることもできず。J1との実力差をまざまざと見せつけられ、悲願の16強には届かなかった。
次戦は14日、明治安田J2リーグ第24節として、アウェーのNDソフトスタジアム山形で、11位のモンテディオ山形と対戦する。キックオフは午後7時。
田村雄三監督(41)は「最後まで声援を送ってくれたファン・サポーターの皆さまに感謝しています。選手たちには『声援がある限り、しっかり下を向かずに戦わなくてはいけない』と話したので、次の山形戦に向けてみんなで頑張っていきたい」と語った。
(写真:前半28分、シュートを放つFW近藤慶一)