いわきFC
いわきFC ホームで徳島に1ー1 先制点のPK鵜木は谷村の言葉で心落ち着く
サッカー・明治安田J2リーグの第3節として、いわきFCは2日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、開幕2連勝の徳島ヴォルティスを迎え撃ち、1―1で引き分けた。いわきは前半にペナルティーキック(PK)から先制したが、後半に追いつかれてドローの結果に終わり、今季初の白星は持ち越しとなった。
通算成績は2分け1敗の勝ち点2。順位は20チーム中16位。次戦の第4節は9日、同じくホームのハワスタで、19位のサガン鳥栖と対戦する。キックオフは午後2時。
前半12分、チーム今季初得点となるPKを決めたのは、キッカーを任されているMF鵜木郁哉(23)。ペナルティーエリアでMF大西悠介(23)が倒されたと認められたが、徳島側が抗議し、ボールをセットするまで時間がかかった。
鵜木は待っている間は緊張していたと明かすが、FW谷村海那(26)から「外しても俺が取るから。何なら外してもいい」と声を掛けられ、心が落ち着いたと笑う。「キーパーが飛ぶと思ったので、その動きを見てから決めました」。右足を冷静に振り抜くと、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
試合は同点にされての引き分けだったことを踏まえ、「自分たちの1つのミスで勝ちを失った点は悔しい。ただ個人としては勝利に近づいていると感じる。鳥栖は運動量が豊富なチームだが、次こそホームの声援に応えたい」と力強く語った。
(写真:キーパーの動きを冷静に見極めてPKを蹴る鵜木)