仙台ターミナルビルいわき支店(武内裕文支店長)が運営するJRいわき駅直結の「ホテルB4Tいわき」と「エスパルいわき」は、1階東側の屋外バスプール側に県内初となるレンタサイクルコンテナを設置し、有料でロードバイク、電動アシスト付き自転車など5種類を貸し出す宿泊者対象のレンタサイクルサービスをスタートさせた。
運用・管理するのは、四倉町字東4丁目でレンタサイクル事業などを手掛ける「颯(はやて)サイクル」(木村匡志店長)。同店の公式ホームページ=https://www.hayate-cycle.com/=から予約すると、コンテナに自転車を配送し、1日単位で利用できる(同店でも借りることができ、返却もコンテナまたは同店で可能)。
街中の移動に限らず、復興サイクリングロード〝いわき七浜海道〟などを生かした、自転車を活用した観光「サイクルツーリズム」を推進していく狙いも。東北地方では珍しい、愛好家に人気の高いイタリアの名門メーカー「Bianchi(ビアンキ)」のエントリーバイクも借りられるとあって、サイクリストたちの注目を集めており、同ホテル・エスパルいわきチーフの渡辺武さんと、木村店長は「街中の活性化はもちろん、官民一体で盛り上がりを見せているサイクルツーリズムを少しでも後押しできれば」。同ホテルとしても初の試みで、さらなる利用促進と新たな客層の開拓に期待する。
同店では今後もJRと連携し、ほかの駅でも同サービスを展開していきたい考えだ。