商店街ひろば
平・小野美術 近代から現代の人間国宝を中心に 多彩な茶器並ぶ
小野美術(平字中町、小野誠一代表取締役)で3月3日まで、「近代・現代工芸秀作展―陶芸・漆芸・木工芸など―」が行われている。
益子焼の中興の祖で、初の人間国宝として活躍した濱田庄司の「飴釉紋押茶碗」や、器などの表面に漆を何層にも塗り重ね、その層を刀で彫ってレリーフ状に文様を表現する彫漆(ちょうしつ)の人間国宝・音丸耕堂の「彫漆華文菓子盆」を取り扱っている。
また一枚の板から轆轤(ろくろ)を用いて皿や椀(わん)を作る木工芸の人間国宝・川北良造の作品など、近代から現代の人間国宝を中心に50人を超える作家たちの茶器など150余点を一堂に展示販売している。
なかでも小野美術イチ押しは、九谷焼の伝統的な赤絵細密画の技法を用い、肉眼で認識するのが難しいほどの緻密(ちみつ)さで独特の文様を生み出している陶芸家、見附正康さんの作品。小野代表は「最高の技術と芸術性を持つ人間国宝らの作品群に触れ、日本の工芸が誇る美しさと技術の素晴らしさをぜひ堪能していただきたい」と語り、来場を呼び掛けてる。
午前10時から午後6時まで(最終日は同5時)。定休日は水曜。問い合わせは小野美術=電話(35)0383=まで。
(写真:開催中の「近代・現代工芸秀作展」)
- 施設名
- 小野美術
- 住所
- いわき市平字中町22の2
- 電話番号
- 0246(35)0383
- 開催期間
- 3月3日まで
- 営業時間
- 午前10時から午後6時まで(最終日は同5時)
- 定休日
- 水曜日
- 外部サイト
- https://onobijutsu.jp/