7日に行われた「いわき市復興祈願土俵入り」。定員の倍以上となる8742人の中から選ばれた約4000人が3横綱の土俵入りや大関、人気力士らの子ども稽古などを楽しんだ▼イベントは、国技である大相撲を通して、いわき市の早期復興を祈願するとともに、市民を元気づけようと、日本相撲協会が主催した。市でも、実行委員会を発足し、無料シャトルバスや土俵作製など、イベントを側面から支援した▼大相撲は過去2回、巡業でいわき市を訪れており、今回で3回目。今回は取り組みはなく、復興祈願イベントではあったが、多くの来場者の笑顔を見ることができ、取材を通して、あらためて大相撲人気の高さを実感した▼市内では東日本大震災以来、さまざまな復興支援イベントが開かれている。今回、最後のあいさつで、横綱の白鵬関が力士会の被災地の子どもたちを応援する活動を福島県で行いたいと述べた。ぜひ、いわきで実現することを期待したい。