いわき中央、東、南の3警察署は先日、交通団体などと協力し「新入学児童・園児の交通事故防止運動」を展開した。新年度の恒例行事で、春到来を感じさせる▼同運動は12日で終了したが、これから子どもたちは毎日小学校や幼稚園に通う。学校や幼稚園近くの交差点や横断歩道では、運転者1人1人が思いやりの心を持って、安全運転を心掛けてほしいものだ。そして、小さな子どもたちがいる家庭では、交通ルールやマナーを教えることも忘れずに▼この時期、注意しなければいけないのは交通事故だけではない。火災もその1つ。実は火災が多いのは冬季よりも、空気が乾燥する春季(3~5月)なのだ。枯れ草、林野火災が集中するのもこの時期。暖かくなり、野山を散策する人が増え、たばこのポイ捨てなど火の不始末が原因と考えられる▼火災や交通事故の恐ろしさを知り、火の取り扱い、交通ルール守ることで災難は減り、安心、安全の街づくりにつながる。