個人的にストレス解消、適度な運動に好適と思うゴルフ。今年はとんとご無沙汰気味だが、ひそかに機会をうかがっている。さて、第34回大王製紙エリエールレディスオープンがきのう開幕した▼震災翌年、いわきの地で初開催され、期間中多くの2万2000人を超えるギャラリーが詰めかけた。当時、取材を行ったがプロの醸し出す独特の緊張感がひしひしと感じられた。特に優勝がかかった最終ホール▼パターを構える選手を息をのんで見つめる大観衆。こちらはグリーンわきの林に身をひそめ、ホールアウトの瞬間を凝視した。あれから3年たち、当時出場した地元出身の酒井美紀選手も大きく飛躍、昨年2冠に輝くなど成長を続けている▼ファンの期待度は、前回よりもさらに大きいだろう。まず予選を無事通過し、決勝ラウンドに進んでもらいたいところだ。「結果がすべて」と言い切る酒井選手。この意気込み、おそらく仕事にも通じるだろう。
片隅抄