夏の甲子園をかけた福島大会前の最後の公式戦「白鷲旗争奪いわき地区高校野球選手権大会」が、昨日閉幕した▼次は福島大会だ。残り1カ月、選手たちは練習を通して足りないところを補い、長所はさらに伸ばす努力をするのだ。選手の保護者はもとより、高校野球ファンの1人として、いわき勢の甲子園出場を願ってやまない▼今年の福島大会はいわきがメイン会場となる。それだけに地元での試合数が増えるわけだ。時間のある方は球場に足を運び、球児たちに熱い声援を送ってほしい。選手たちが自分の能力以上の力を発揮するには、スタンドからの熱い応援は欠かせない。その時は熱中症対策は万全にしたいものだ。球場はすり鉢状になっているため、風通しが悪く、熱がこもりやすい。それだけに小まめな水分補給は欠かせない。帽子や日よけの傘も忘れずに▼3年生にとっては最後の夏。高校野球生活の集大成の大会となるだけに、悔いのない試合をしてほしい。
片隅抄