猛暑の影響だろうか、ここ数日大気が不安定だ。昨日午後も不気味な黒雲が空を覆い始め、豪雨も予想されたが杞憂に終わった。もっとも、実害が伴ったのは13日の雷である▼耳をつんざく雷鳴、落雷の衝撃。業務中、気が気ではなかった。そのうち社内の明かりが消え、機材のブザーがけたたましく鳴り響く。結果的に電話回線が破損、印刷工場、支社との通信手段が絶たれ、きょうにいたる▼業務に支障をきたす現在、業者の方に早期復旧を願うところだ。さて、雷の強力な電流で蘇った人造人間フランケンシュタイン。フィクションの世界と分かりながらも、存在に不気味さを覚える▼昭和40年公開の東宝映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」。DVDで見たが、第2次世界大戦を色濃く反映している。戦時下、ドイツから日本に運ばれた「不死身の心臓」。この細胞を研究、銃弾に傷ついた兵士を戦闘可能にするためらしい。50年前の脚本だが今に通じる。