今、年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動が行われている。重点目標に「夕暮れ時と夜間の交通事故防止」をはじめ3つの重点目標が掲げられている。中でも市内3警察署では「飲酒運転の根絶」に力を注ぐ▼重大事故を引き起こす危険性が高いのが飲酒運転。社会的関心も高まり、違反者への罰則が強化されたにもかかわらず、飲酒運転は依然として後を絶たない。そこには飲酒に対するドライバーの意識の甘さがあるのではないか▼違反者の言い分を聞くと「それほど飲んでいなかったから」「飲酒後、数時間車の中で仮眠した」「家がすぐ近くなので大丈夫と思った」などだが、アルコールに酔った状態で車を運転することがどれほど危険なのか、さまざまな実験結果が証明している▼交通事故は加害者、被害者に関係なくどちらも不幸にする。忘年会シーズン真っただ中、運動のスローガン「ちょっと待て!! たった一杯 危険はいっぱい」を胆に銘じたい。
片隅抄