政府は昨日、本県を含む39県に対し、新型コロナウイルスに対しての緊急事態宣言解除の方針を固めた。今日の諮問委員会で正式解除となる見通しだ▼1カ月以上にも及ぶ自粛生活に国民は疲弊気味で、今後の気の緩みによる感染の第二波が懸念される。感染の恐れがなくなったわけではないということを自覚し行動することが求められる▼この間、リモートという言葉が広まった。仕事から学校、そして飲み会にまで、その言葉が使われるようになった。リモートワークが当たり前になったらどうなるのか。そんなことを友人と話す機会があった。出社しなくても仕事ができるとなれば、事務所の必要性も問われ、解約も出てくる。ひいては経済をひっ迫させることになるかもしれない▼それが現実となっている事例もあるという。確かに合理的かもしれないが、人は所詮アナログ。顔色を伺うのは良くないが、コミュニケーションをおろそかにしては明るい未来はない。