常磐藤原町のと、今さら所在地を入れるまでもないがスパリゾートハワイアンズが1日、営業再開した。新型コロナのため、3月初めの臨時休館に続く一部再開、政府の緊急事態宣言から再びの営業自粛と約4カ月の期間を要した▼前々日、運営する常磐興産の新体制発表に続き、再開についても取材した。入場開始前に並ぶ高齢男性2 人から話を聞く。いずれも地元の方で1人は旧名「常磐ハワイアンセター」建設時、寒さに弱い南国の樹木を守るためストーブを貸し出したという▼まさに映画「フラガール」のワンシーンを思い浮かべた。さて普段なら、にぎやかなテーマソングが流れる中、来訪者がわいわいとゲートをくぐるのだが、その光景はない。徹底した衛生管理のもと間隔を空け、二重の体温チェックを経て入館となった▼旧5市合併によるいわき市誕生と創業年を同じくするハワイアンズ。発展を遂げながら困難を乗り越えてきた歴史も同じである。