今年はハチクが全く芽を出さない。やっぱり異常気象だ――。親戚がモウソウダケのタケノコとサヤエンドウのおすそ分けに訪れ、はき出すようにつぶやいた▼今春は小名浜の桜の標本木が史上最早で開花し、各地で春の花が狂い咲いた。新緑も早く、わが家のモッコウバラも例年より2週間ほど早く咲いたかと思えば、朝夕の寒暖差からか一部のつぼみが開ききらない。明らかな〝フライング開花〟だ▼抄子も寒暖差アレルギーで体調を崩すことも頻繁で、曇天が続いた先週は難聴にしばらく苦しんだ。西日本では記録的早さで梅雨入りし、夏野菜の成長も気にかかる。昨季は梅雨の長雨からトマトが病気にかかり、収穫に影響が出た。ゲリラ豪雨もそう、異常気象が身近な生活に影響を与えている▼最新情報では東北南部の梅雨入りは6月上旬、期間は平年並みか短くなるようだ。となると、日照りは大丈夫か。スマートフォンで天気情報を見る回数が自然と増えてくる。