首都圏を中心に出されていた緊急事態宣言そして、まん延防止等重点措置の延長が一部の地域を除いて今月末まで決まったというニュースが飛び込んできた。いわき市に関しても引き続き非常事態下に置かれることになった▼先月の初めから営業自粛に追い込まれた複数の飲食店関係者と話す機会があった。その間の協力金は支給されるものの、長期間の休業で、客足が戻るのか等、休業要請に応じた協力金では解決できない問題が山積すると嘆いていただけにこの延長は死活問題になりかねない▼そもそも、感染者が増えれば閉める、減れば緩める、国の方針に問題はないのだろうか。根本の解決にはなっていない。治療薬の開発も含め医療体制の強化こそ国のやるべき責務ではないか▼感染の責任を国民に飲食店に押し付けるような政策では破綻は目に見えている。個人の感染防止はもちろんすべきだが、しっかりとしたガイドラインを示して国民にお願いするのが筋だろう。