早いもので今年もあと2カ月を切った。コロナ禍で我慢の日は続くが、猛威を振るった新型コロナもひとまず落ち着いているようだ▼毎年この時期、その年の話題になった新語・流行語を決める「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートが発表される。候補30語にはやはり、「変異株」など新型コロナ関連のものが目立つ▼2回目のワクチン接種で高熱にうなされ、悪寒、関節痛、その他諸々のひどい目にあった抄子は「副反応」が目に飛び込んだ。先ごろ閉会した市議会10月定例会で、市は7割強の接種対象者が2回目の接種を終えたと発表した。12月以降、国や県の動向を見守り、3回目の接種開始を想定しているという▼新型コロナも、またも新たな「変異株」となって襲ってくるはず。感染状況が下降気味となり、行動制限の緩和が進む。だが、特効薬はまだない。もう一度、気を引き締め、第6波に備えるのも必要だ。