ある大学教授が自身のホームページで、いわき市の学校給食に対する批判を掲載。ホームページに掲載されたような事実はないとして、大学教授に対し、市長が反論・抗議する騒動に発展した▼後日、ホームページを見ると、当日の部分は書き直されており、原文そのままを見たわけではないが市が出した抗議文によると「――と言われたようです」などと書かれていたという▼「裏を取る」。広辞苑には「警察・新聞社などが真偽を確かめる」とある。記者がある情報をつかんだ場合、その情報は本当かどうかなど、当事者に事実を確認する作業を行う。たった数行のコメントを取るために、当事者の帰宅を待ち、雨の日に自宅の前で何時間もいたこともある▼便利さや手軽さからか、最近はツイッターが受けている。速報性などメリットも多い。だが、誤った情報が流れることも否めない。自分の目で見て確かめることが第一だとは思うが、情報の取捨選択も重要になる。