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今年初の威勢良い競り 鹿島町・中央卸売市場で初市式
令和5年のいわき市中央卸売市場・公設地方卸売市場(鹿島町)の初市式が4、5日、花き、水産物、青果各部、関連事業者の売り場で行われた。2日間合わせて約400人の関係者が集まり、今年初となる競りを次々と実施した。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、関係者のみで執り行われたが、青果部では商売繁盛とコロナ禍で落ち込んだ需要の回復を願い、3年ぶりに餅投げも復活するなど、場内は終始威勢のいい競りの声が響き渡り、活気で満ちあふれた。
このうち水産物部について、いわき魚類によると、昨年は時化(しけ)にたびたび見舞われ、全国的に水揚げが少なかったというが、本年度は増加傾向にある。
鮮魚部の白土健一部長は「ロシアのウクライナ侵攻に伴う為替の変動や、原油価格の高騰の影響が懸念されるが、上手く対応したい。いわきに多くの品物を集めるというスタイルを貫き通したい」と気を吐いた。