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趣味の素潜り生かしたごみ拾い 鉛はウエートに再生して販売も

 世界的な問題になっている海洋プラスチックごみなどで汚れた海の中の環境改善を目指し、市内の会社員高畑智輝さん(36)が趣味の素潜りを生かしたごみ拾いを始めた。釣りに人気の防波堤近くなどには、釣り糸や疑似餌などが散乱。生物に有害な鉛製重りに着目し、溶かしてダイバー用ウエートに再生する取り組みにも力を入れている。
 高畑さんは市内の海に素潜りして魚突きする趣味を約15年間、続けている。素潜りの合間にごみ拾いをしてきたが、近年、市内でごみ拾いする個人や団体の活動が活発になってきたことから、「自分たちにしかできないことを」と素潜り仲間に呼びかけ、複数人でのごみ拾いを企画した。
 高畑さんによると、釣りが盛んな場所では泥の中にあらゆる釣り具が、数十cmほどの高さまで積み上がっているようなところもあるという。
 釣り具のほか、ポイ捨てされたとみられる空き缶や調理用具なども回収。ごみとして廃棄するが、鉛はある程度集まった段階で、バーナーで溶かして自作したアルミ製の型に流し込み、重さ1kgのウエートに再生している。
 活動名は、海の鉛を意味し、海を良い環境に導く願いを込めた「Seaz lead(シーズリード)」。活動名のロゴのほか、リサイクルマークを模したイルカ3頭でデザインしたマーク入りのウエートを、相場の半値以下という1個400円で販売している。
 全国の素潜り仲間や釣り人、ダイバーにも協力を呼びかけており、集めた鉛を高畑さんに宅配便の専用ボックスで送ると、地球を救った証しとして「SAVER」の刻印入りウエート1kgを返礼する。詳しくはホームページ=こちら=まで。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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