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北好間郵便局で手作り人形展開催中 地元の「北二区ババの会」生き生き表現
国道49号沿いにある好間町・北好間郵便局(吉﨑雅美局長)で、高齢女性たちのグループ「北二区ババの会」の手作り人形展が行われている。大正~昭和の古布を使った独特の世界観を持つ人形群をはじめ、同町在住の4人の書道家の本格的な書も合わせて展示され、生き生きとした立体空間を演出している。6月16日まで。
北好間の北二区では、市社会福祉協議会好間地区協議会の住民支え合い活動づくり事業の一環として、定期的に高齢者が集まり、健康体操に励むなどして交流を促進している。過疎化が進む地域を盛り上げようと、等身大の案山子(かかし)を作って地区内に飾った時は話題を呼んだ。
今回初お披露目した人形たちは、案山子より小ぶりの室内サイズ。かつての日本の暮らしを体現し、服には大正から昭和初期にかけての絣(かすり)や縞(しま)、紬(つむぎ)などの古布を使用した。
また今春に平田村のジュピアランドひらたで案山子を展示した際、季節の行事を表現した案山子の背景に習字作品を飾ったのが、「書」と「人形」のコラボのきっかけとなった。好間町で師範級の腕前の4人に声をかけ、掛け軸など15点を集めた。会場では35体の人形と、不思議なハーモニーを奏でている。