市は6月30日、公用車に設置された走行中の周りの様子を撮影する「ドライブレコーダー(ドラレコ)」を用いた見守り活動に向け、いわき中央、東、南の市内3署と、県内では初となる「ドライブレコーダーを活用した見守り活動の連携および協力に関する協定」を締結した。
いわき市では、官民一体で犯罪のない安全なまちづくりを目指し、2004(平成16)年7月に「市防犯まちづくり推進条例」が施行されたが、昨今は市内外で凶悪事件が発生し、市民からさらなる防犯強化を求める声が寄せられている。
こうした点から、市では地域の安全・安心に資するため、約200台の公用車に搭載されたドライブレコーダーを活用することで、犯罪抑止や交通事故の防止を図るとともに、事件・事故の早期解決にもつなげていく。なお関係法令を順守して、個人情報の保護には十分配慮する。
締結式が同日、市役所で行われ、内田市長、馬場孝二いわき中央署長、鈴木誠いわき東署長、江連俊治いわき南署長が協定書を交わした。内田市長は「県内初の取り組みで、市議会6月定例会で話題になった。スピード感をもって、締結できたことは大変良かった。防犯対策として役立てていきたい」と語った。
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