中学生の甲子園とも称される「第40回記念全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」が神奈川県・横浜スタジアムで行われており、東北代表のいわき地区選抜チーム「いわき松風クラブ」は15日、初戦の2回戦で、横浜メビウスベースボールクラブ(神奈川)と対戦し、八回タイブレークまでもつれこむ接戦の末、2―1で勝利して準々決勝にこまを進めた。
松風は四、七回を除き毎回ランナーを出し得点圏に進めるも、1本が出ずスコアに0を並べた。一方、守っては田村翔優(内郷一・3年)が相手打線を1安打に抑える好投で、六回までをぴしゃり。継投した松本翔(小名浜一・同)も七回を3人で抑え、無死一、二塁からののタイブレークに突入した。
横浜に1点を許したが、その裏、松風は2番・村山暖(植田東・3年)が右中間を破る二塁打を放つと、高萩陽翔(中央台南・同)、鵜沼蓮(藤間・同)が激走して次々とホームイン。サヨナラ勝ちを決めた。
試合を終え、渡辺正秋監督は「我慢の時間帯が続いたが、ベンチは終始明るく前向きだった。接戦では松風に勝機があると考えていたが、期待通りに粘り強く戦い勝負を決めてくれたと思う」と振り返った。
<速報>準々決勝は16日午前11時半ごろに始まり、松風は明豊中(大分)に、2-5(八回タイブレーク)で敗れた。
ニュース