秋の全国交通安全運動が先月30日で終了した。今運動のスローガンは「反射材『ここにいるよ!』のメッセージ」▼県警本部では、日没が早まるこれからの時期、夜間の交通事故を防ぐため、歩行者には、ドライバーから早く気付かれ、事故回避に効果があるとされる夜光反射材の着用を呼び掛ける。車はいつも以上に早めのライト点灯を心掛けてほしい▼暑さ寒さも彼岸まで、と言われるように朝晩は秋の深まりを感じる。秋は1年で最も台風の多い時期とされる。台風13号ではいわき市は記録的な豪雨で甚大な被害に見舞われた。内郷を中心に広い範囲で住民が浸水被害を受けた。農業被害も深刻で南部地区を中心に田んぼに土砂が流入し、収穫前の稲が心配だ▼東日本台風から4年、修繕した家や改修工事が済んだ河川が、今回の台風でまた被害を受けたとなれば、心が折れる。行政の手厚い支援が求められる。台風はこれからも続くだけに、備えだけはしておきたい。