来年1月6日に開かれる新年の風物詩『はしご乗り』披露を前に、市消防団第1支団第1分団は3日、平市民運動場ではしごの「建て初め式」と、練習中の無事故を祈る「安全祈願祭」を行った。
消防団と消防署から約40人が出席。祈願祭では平・飯野八幡宮の飯野光世宮司による神事が行われ、市梯子(はしご)乗り行事保存会会長を兼ねる恩田泰行市消防団長、鈴木英長第1支団長、佐藤耕一第1分団長、鈴木一弘平消防署長、はしご乗りを披露する8人の太夫を代表して、塩田拓也太夫総係長が玉ぐしをささげた。
練習会場には本番と同じ5・5mのほか、4m、2・5m、1mの4基のはしごが設置され、粋な法被姿の太夫たちは早速はしごに登って、掛け声とともに連続技の「わっぱ」や「腕だめ」「ふき流し」などの妙技を披露していた。
今年から総係長となった塩田さんはキャリア11年の28歳。「30年以上のベテランから、まだ3年の練習生までみんなをまとめて引っ張り、本番では見る人を新年から笑顔にさせたい」と話した。練習は本番までの日曜日を除く毎日、午後6時から9時ごろまで続く。
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