いわき市では医療不足が指摘されているが、寄付講座を活用して、市医療センターには昨年度、産婦人科、整形外科、眼科、心臓血管外科、麻酔科、透析センター外科、小児科に計21人の医師が在籍し、福島労災病院には3人の整形外科医を招へいできたことが分かった。
こうした背景から救急搬送時間も、県内中核市で比較した場合、いわき市は福島市や、郡山地方広域の各消防本部との差が2分ほど縮まった。内田市長、園部衛市保健福祉部長が11日、市議会12月定例会の席上、鈴木演議員(一誠会)の一般質問で明らかにした。
市による診療所開設支援補助金も初めて活用され、2年間で市内に脳神経外科、整形外科、眼科の3件の診療所が整備されたことも示された。一般質問で内田市長は、市医療センターに手術支援ロボット「ダヴィンチ」やドクターカーが導入され、研修医も約20人着任していると説明し、引き続き「人づくり日本一」を目指していく姿勢を強調した。
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