県立高校入試の前期選抜は14日、合格発表の日を迎え、いわき市の全日制13校・定時制1校でも約2100人が晴れの合格を果たした。
このうち平字高月の磐城高では正午の発表前から、次々と受験生やその保護者が訪れ、落ち着かない様子でその瞬間を待ちわびていた。教職員によって合格した番号が体育館前に貼りだされると、一斉に歓声があがり、抱き合ったり、涙したりする姿があった。
合格発表に合わせ、吹奏楽部がファンファーレを奏でたほか、恒例のラグビー部による胴上げをはじめ、各部による勧誘が行われ、共に学ぶ後輩たちを歓迎した。
平一中の鈴木結菜さん(15)は「とてもうれしいです。水泳部に入り、充実した高校生活を送りながら、将来の進路実現に頑張りたい」ととびきりの笑顔を見せた。内郷一中の原田海志さん(15)は「自信がなかったけど、合格出来てうれしい。ラグビー部に入り、プロ選手になりたい」と決意を示した。
定員に満たなかった市内の全日制8校・定時制1校は15~18日、後期選抜の願書を受け付ける。22日に面接等を実施し、25日に合格発表をする。
(写真:ラグビー部に胴上げされる受験生=磐城高)
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