小名浜特別地域気象観測所(旧小名浜測候所)の桜(ソメイヨシノ)の標本木が咲き、小名浜まちづくり市民会議と市観光まちづくりビューローが1日、開花を宣言した。同測候所の元解説官の島田栄二郎さん(80)が3月30日夕に開花基準となる5、6輪以上を確認。平年より5日早く、昨年より8日遅い。
同観測所は2008(平成20)年に無人化されたため、同市民会議と島田さんらが独自に生物季節観測を続けている。
小名浜の開花は例年、東京都心の桜の開花から1週間ほど遅れるが、今年は翌日。1953(昭和28)年以降の観測で翌日の開花は初めてといい、「暖かい日が続いたので一気に開花したのでは」と島田さん。見ごろは今週末となりそうだ。
(写真:待望の開花となった小名浜のソメイヨシノ)
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