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アクアマリンふくしま 採取の深海魚 新種「ヒシコンニャクウオ」と判明

 小名浜のふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は25日、同館で採取した深海魚が新種のクサウオと判明し、「ヒシコンニャクウオ」と名付けられたと発表した。京都大、北海道大との共同研究で、同館主任技師の森俊彰さん(39)が論文を執筆し、2月26日付の日本魚類学会国際学術誌に掲載された。
 森さんによると、北海道・知床半島の水深570~825mで2021(令和3)と22年に取ったクサウオ科コンニャクウオ属4個体の標本を調べた結果、これまでの種類とはヒレの数などが異なり、DNAも違かった。体は全体的に赤みがかり、腹側に吸盤を持つ。ひし形をした外見から、ヒシコンニャクウオと命名された。
 クサウオ科は深海にすみ、寒天質の柔らかい肉質のため、生きた姿での展示例は少ない。同館では同科3種類の新種発見にかかわっているが、いまだに謎は多い。
 ヒシコンニャクウオは生体での様子は確認されていない。26日から同館2階で標本の展示が始まり、森さんは「次は生きた状態での展示によって、その生態を解明していきたい」と話している。
 (写真:ヒシコンニャクウオ =北海道大総合博物館・田城文人助教提供)

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