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アクアマリンふくしま 深海魚テーマの企画展開幕 年齢問わずワクワクな内容に

 ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」で13日、企画展「旅する深海魚~どこで生まれてどこで育つのか~」が開幕した。同館が得意とする深海魚をテーマに、知的好奇心を育てる水族館として、体験コーナーやフォトスポットに加え、詳しい解説も用意され、子どもから大人まで楽しめる内容となっている。来年2月24日まで。
 同館によると、深海魚の中には幼魚のうちや、エサを食べる際に浅い海にいる種もおり、いまだに未解明の部分も多いという。企画展ではこれまでに分かってきた深海魚の生態や、謎に包まれた部分を伝えている。
 2つのメインエリアは海の中をイメージしており、映像や写真、ボードゲーム、パズルなどを交えながら、採集した卵やふ化した幼魚を期間限定で展示する。
 また特別コーナーでは飼育員の熱い思いを基に、深海魚の魅力や謎についての詳細さを「水深」に例え、対談形式の映像で紹介する「深海よりもディープな話」はじめ、玄人好みな内容に仕上げた。飼育員が来館者の質問に答える掲示板も用意されている。

 初日にはオープニングセレモニーが開かれ、古川健館長が子どもたちを前に、深海魚の展示の難しさを優しく語り、「この中から一緒に研究する人が出ることを願っている」と呼びかけた。
 開幕を祝し、古川館長、企画展担当の石井輪太郎・主任技師、同館公式キャラクター「ごんべえ」に加え、抽選で三樹波奈さん(平三小・5年)と、畑中颯介君(大浦小・1年)がテープカットを行った。
 三樹さんは深海魚が大好きといい、「学校で配られたチラシを見て、ぜひ行きたいと思った。深海魚の個性豊かな姿がすてき」と笑顔を見せた。
 企画展では15日まで、先着100人にオリジナルグッズを進呈。20、21日には午前11時と午後2時の2回、ギャラリートーク「旅する深海魚案内ツアー」を開催する(時間は10~15分程度)。オリジナルカード(絵柄は期間中に変更)がもらえるクイズもある。
 (写真1枚目:海の中をイメージした企画展 2枚目:開幕を祝したテープカット)

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