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28日に平で献血啓発イベント いわき総合高・油座さん「恩返しに呼びかけを」
市、県赤十字血液センターいわき出張所は28日、平のイオンいわき店で街頭献血キャンペーン「いわき献血夏の陣」を展開する。
今月の「愛の血液助け合い運動月間」、同日の「いわき市民献血の日」に合わせた取り組みで、少子高齢化に伴う献血可能人口の減少、若者の献血離れなど、献血者が減少傾向なことから、血液の安定確保を目的に活動する。いわき市では毎年7月第4日曜、12月第2日曜の「献血の日」に行っている。
街頭キャンペーンでは、同店駐車場に献血車2台を用意、午前9時半から午後4時半まで献血を実施する。献血協力者には、いわき小名浜菜園で育てたトマトを進呈する(先着順、なくなり次第終了)。
街頭啓発は、午前9時35分から午後3時10分に行われ、市内高校のJRC、保健委員会、大学、支援学校、看護学校9校から生徒、学生35人が参加し、献血を呼びかける。
キャンペーンに先立ち、ボランティアで参加するいわき総合高JRCインターアクト部の油座光咲さん(17)=2年、寿起さん(16)=1年=の姉弟がPRのため、いわき民報社を訪れた。
光咲さんは「小さいころ心臓病を患った際に輸血にお世話になった。その恩返しとして啓発を呼びかけたい」と、寿起さんは「若者を中心に献血離れが起きている。活動を通じ、若い世代の血液を確保したい」と意気込みを語った。
(写真:「いわき献血夏の陣」をPRする油座光咲、寿起さん姉弟)