市は23日、常磐藤原町湯ノ岳の丸山公園で、ツキノワグマの可能性がある野生生物の目撃情報が寄せられたと発表した。
市環境企画課によると、同日午前8時40分ごろ、犬の散歩をしていた人が、同公園奥の「林業研修センター湯ノ岳山荘」近くで、山から出てきたクマとみられる生き物を確認した。大きさは約1m。犬が吠えると、山に戻っていたという。
同課の調査では、ツキノワグマのフンや足跡などの痕跡は発見されなかった。いわき市にはツキノワグマが生息・定着している可能性は低いが、エサを求めて市外から来ることは想定される。このため山に入る際には、注意するよう呼びかけている。
(資料写真:いわき市役所)
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