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片隅抄

2024.08.29

パラリンピック史上で初めて日本人選手が金メダルを獲得したのは、いわき市ゆかりの2人であることは、あまり知られていない。パラ五輪として、日本が初参加した1964年東京大会。福島労災病院で療養していた渡部藤男さんと、猪狩靖典さんが卓球男子ダブルスに出場し、金メダルに輝いた▼あれから半世紀以上が経ち、障害者スポーツを取り巻く環境は大きく変わった。28日に開幕したパリ・パラリンピックには、視覚障害者柔道女子48kg級(J1=全盲)に平中平窪出身の半谷静香(36)=トヨタループス=がエントリーした▼半谷は過去3大会にも出場し、最高成績は5位。今回の目標は金メダルと言わず、あえて「優勝」と表現する。大けがを乗り越えて会得した身体の使い方を武器に、粘り強い柔道を貫く決意を示す▼一人のアスリートとして、世界の舞台に挑む半谷の姿はとてもまぶしい。郷土の声援を受けながら、悲願のメダルを手にするのが今から楽しみだ。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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