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15日「江名の町マリンフェスティバル」開催 恒例のカジキ釣りや乗船体験など

 江名の町復興推進協議会(江名の町再生プロジェクト)=坂本勝吉会長=主催の「江名の町マリンフェスティバル2024」が15日、江名港で開催される。恒例のビルフィッシュトーナメントと同時開催(14、15日)で、当日は県沖で漁獲されたカジキを検量する様子が見学できる。
 また今年も人気の遊漁船の体験乗船をはじめ、干物の炭火焼き試食体験、名物の「江名のおばちゃま食堂」の料理販売、芸能ステージなど多彩な催しものが繰り広げられる。開催時間は午前9時~午後3時。小雨決行、荒天中止。江名区、江名女性の会共催、県、市、市教委、いわき商工会議所後援。
 北洋サケ・マス漁の拠点港として賑(にぎ)わいをみせ、いまも往時の古きまち並みや情景が残る江名の魅力を発信しようと、2014(平成26)年から続く人気のイベント。会場では、毎年子ども連れに大人気の遊漁船の無料体験乗船を実施。地元企業の協力を得、準備した船に分乗し、海上からの眺めが楽しめる。船は午前10時から午後1時半まで、10分ごとに運行し、各回先着順。ライフジャケットは提供する(子ども用もあり)。荒天中止。
 特設ステージでは同9時20分から順次、「いわき連」の阿波踊り、ハワイアンバンド「パイン・カマアイナス」の演奏、磐城一高フラダンス部「一高Pualani(プアラニ)」のフラ、小名浜海星高の生徒たちでつくる「チームじゃんがら」のじゃんがら念仏踊りが披露される。
 午前9時半からと同11時半、午後1時半からは、サバの干物の炭火焼き試食体験を実施=1回・300円(炭代)、各回先着150人=。また、江名地区に暮らす元漁師の妻など、有志考案の郷土料理を振る舞う「江名おばちゃま食堂」によるカジキステーキとみそおでん、しんこ餅の販売、各種キッチンカーの販売もある。
 同時開催するビルフィッシュトーナメントでは、各地から10隻ほどの豪華クルーザーが集結。前日はウェルカムパーティーとして、港湾内に複数の光球を飾り、クルーザーと共演するライトアップの情景が楽しめる。自由に観覧でき、キッチンカーも並ぶ予定だ。翌日の検量式は午後2時半ごろからを予定しており、愛好家たちが釣り上げたカジキの大きさや重さを競う。
 釣具と活エサの専門店「つり具トビヌケ」主催の「江名港釣り大会」も午前6時から行われる。事前予約が必要で、募集人数は60人。参加費は1人千円(小学生以下無料)。締め切りは8日で、問い合わせは同社平店=電話(24)0406=、植田店=電話(62)7830=、原町店=電話0240(26)4029=まで。
 江名地区では震災により若年、子育て世代の流出が深刻で、今春からは路線バスの運行本数が減少するなどの課題を抱えており、坂本会長は「このイベントを定着化させ拡大することで、江名の活性化につなげたい」と語っている。
 (画像:「江名の町マリンフェスティバル」のチラシ)

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