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フラガール・ウアケア佳奈子さん有終の美 11年慣れ親しんだ舞台に別れ

 スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム(フラガール)のソロダンサーで、50期生のウアケア佳奈子さんが引退した。
 現役最後の出演として、6月28日のポリネシアン・グランドステージで有終の美を飾り、満員の観客から温かい拍手を送られながら、11年あまりにわたって慣れ親しんだ舞台を後にした。
 ソロネームのウアケアはハワイ語で「雪のように白い」。2022(令和4)年1月から、第75代ソロダンサーを務めてきた。
 ウアケア佳奈子さんは東京都葛飾区出身。2014(平成26)年4月に常磐音楽舞踊学院の50期生として入学し、同年7月に東京国際フォーラムで行われた同学院50周年記念東京公演でデビューした。
 ハワイアンズを運営する常磐興産によると、小学校に入る前からフラガールにあこがれを抱き、家族旅行でハワイアンズに来館すると必ず体験コーナーに参加。ソロダンサーの象徴である白い衣装をまねし、白いすずらんテープを使って見よう見まねで作った白いパウスカートを自宅で履いて踊っていたという。
 そうした中で確固たる将来の夢としたきっかけは、東日本大震災の影響で休館した際に全国各地と韓国で実施された「全国きずなキャラバン」。2011年5月、最初の開催地である東京・新宿高島屋でショーを鑑賞した際、日本中に元気を与えている姿に感動し、本格的なフラのレッスンに挑戦して同学院への入学をかなえた。
 ラストステージでは、いつもと変わらず力強くソロダンスの「タネイムア」を披露。映画「フラガール」のクライマックスで印象的にスクリーンを彩り、今年1月から7年半ぶりに復活した演出として、膝を曲げた状態で体を後ろに反らす「バックベント」も堂々と決めた。
 続く「フラガール~虹を」では万感の思いで、仲間たちと一緒に最後まで笑顔を絶やさず踊り切った。
 終演後にはラストステージセレモニーが催された。常磐興産の関根一志・取締役社長執行役員はじめ関係者から花束を贈られた後、ウアケア佳奈子さんがあいさつに立ち、「きょうまで多くの方に支えられ、11年間この舞台で踊り続けられたことを誇りに思います」と胸を張った。
 (写真:ラストステージに立ったウアケア佳奈子さん=手前)

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