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衆院選の新福島4区 坂本竜太郎氏が出馬表明「地元の声を責任持って国政へ」

 「15日公示-27日投開票」の日程が見込まれる次期衆院選を巡り、自民党元県議の坂本竜太郎氏(44)=植田町=は1日、福島市の県庁で記者会見を行い、新人として、新福島4区(いわき市を含む浜通り全体)から立候補すると表明した。7日の党県連の総務会で正式に決定し、党本部に公認申請する。
 自民党の福島4区に関しては、旧福島5区(いわき市、双葉郡)で8期務めている元復興相の吉野正芳氏(76)が、次期衆院選への不出馬を決め、党県連が後継候補の擁立を進めていた。
 坂本氏は植田町出身。磐城高、中央大法学部卒。衆院議員だった父の故坂本剛二氏の秘書を経て、市議1期、県議2期。県少林寺拳法連盟、県ライフル射撃協会の各顧問、県ラグビーフットボール協会副会長、市ラグビーフットボール協会長などに就いている。
 出馬表明にあたり、坂本氏は東日本大震災・東京電力福島第一原発からの復興について、浜通り共通の課題として、「地元の声を粘り強く、責任を持って国政に届ける」と強調。来年度で政府が復興事業を後押しする「第2期復興・創生期間」が終了することを受け、「第3期はまったく新しいフェーズに入る。必要な財源を積み上げる」と述べた。
 自民党は、派閥の政治資金パーティー裏金事件で明るみに出た「政治とカネ」の問題が取りざたされているが、「政治改革の大きなチャンス。地方議員として適正・厳格に政務活動費を執行してきた経験があり、国政でも絶えず改革マインドを持ちたい」と示し、有権者の信頼回復に努めていくと語った。
 新福島4区には坂本氏のほか、立憲民主党は新人の会社役員斎藤裕喜氏(45)=双葉郡富岡町=、共産党は新人で党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(44)=平下高久=が立候補を表明しており、新人3人による選挙戦の公算。
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 自民党の石破茂総裁は1日、衆参両院の本会議で第102代首相に指名された。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、新たな石破内閣が発足した。これに先立ち、岸田文雄内閣は同日午前の閣議で総辞職した。2021(令和3)年10月4日に就任した岸田首相の在職日数は1094日で、戦後歴代8位。
 (写真:新福島4区への立候補を表明する坂本氏)

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