冬の使者ハクチョウが市内各地で見られるようになった。「クワッ、クワッ、クワッ」。大きな羽を広げたり、首を伸ばしたり縮めたり…。歌を歌っているかのようなしぐさで仲間と意思を伝え合っている。
夏井川のハクチョウ飛来地近くに住む、小川町上平の農業村上孝行さん(76)によると、今年の初飛来は20日。ほぼ例年並みだった昨年の12日より1週間ほど遅れ、12羽が舞い降りたという。
夏井川は東日本台風以降、各地で護岸工事などが行われ、ハクチョウが定着する場所も流動的。村上さんによると、例年、群れは300羽ほどまで増え、3月20日ごろに北帰行が始まるという。
(写真:田んぼで羽を広げるハクチョウ)
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